一次面接と二次面接のおおまかな違いについて、面接担当者、候補者の見られている点、よく聞かれる質問などのポイントを解説する。
企業・候補者双方に実りある面接にするための雰囲気作りとは
面接は、企業にとって、新たなチームの一員となり、将来の成長を手助けしてくれるであろう人材を見極める重要な機会です。いっぽう、候補者にとっても、自身の今後の人生を左右する貴重な場でしょう。このような面接において、候補者は緊張していることがしばしばです。このため、企業の採用担当者による雰囲気作りは、双方にとって実りある面接にするために非常に重要です。今回の記事では、面接の雰囲気作りにおいて重要な点、気をつけるべき点などを解説します。
面接は「お互いを知る場」であるということを意識する
面接とは、企業が候補者を一方的に知るための場ではありません。候補者にとっても自分が入社後に働くイメージをつかんだり、応募の段階ではわからないより詳しい仕事内容などを知る場でもあります。企業がさまざまな候補者を面接するように、候補者も複数の企業の採用プロセスを受けていることもしばしばです。企業と候補者が対等な「お互いを知る場」であるということを意識しましょう。
候補者の魅力を引き出すよう努める
採用したいのは、面接が得意な人ではなく、業務に求められる能力を持ち、チームメンバーと協調して活躍できる人材のはずです。このため、面接の中では、なるべく候補者の緊張を解き、候補者が本来の魅力を引き出せるよう努めましょう。たとえば、面接とは直接関係のない、天気やニュース、食事などの話題をアイスブレイクに使うのも一つの案です。逆に、威圧的な態度で一方的に質問してしまうと、候補者の良い点を引き出すことは難しいでしょう。
礼儀と敬意を忘れずに
企業が候補者をよく見ているように、候補者も面接室に案内されるまでに垣間見える社内の雰囲気や採用担当者の言動などをよく観察しています。多くの候補者が受ける一次面接では、企業は選ぶ側かもしれません。しかし、二次面接、最終面接と進むに連れ、企業は選ばれる立場にもなるのです。他企業からも引く手あまたの優秀な人材を逃さないためには、一次面接から候補者への礼儀と敬意を忘れないようにしましょう。
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