一次面接と二次面接のおおまかな違いについて、面接担当者、候補者の見られている点、よく聞かれる質問などのポイントを解説する。
面接も終盤!ミスマッチを防ぐために気をつけること – 求人説明編
面接は、企業にとっては求人ポジションに最適な人材を見つける作業ですが、候補者にとってはポジションに関する詳細情報や入社する動機付けを得る場所でもあります。このため、どの候補者にも同じように求人ポジションを説明するのではなく、項目によっては候補者に合わせた説明も重要でしょう。今回は、面接のなかでの求人詳細説明において、ミスマッチを防ぐために留意すべき点を解説します。
必須の説明事項
求人ポジションの説明時に含めるべき事項については、前々回の記事で解説しましたが、このときには以下のようなポイントに気をつけましょう。
- 企業のプロファイル(名前、業界、規模、歴史、製品やサービスなど)
→異なる業界の企業からの転職者も少なくはありません。自社のビジネスや業界について簡単に解説をすることで、候補者が入社後の仕事をイメージしやすくなるでしょう。 - 具体的な役職や職責
→役職、職務上の責任、業務内容などについて、6W2H(Who/Why/What/When/Where/How/Whom/How much)を意識して具体的に解説しましょう。 - 企業の特色、業界の他企業との違い
→同じ業界で複数の企業を受けている候補者もしばしばいます。他企業と差別化できるポイントをアピールすれば、候補者が自社を選ぶ動機付けにもなるでしょう。 - レポートラインと組織について
→求人ポジションのレポートラインと事業部や会社の大まかな組織構造についても説明しておきましょう。 - キャリアパス
→どのようなキャリアパスがあるかを解説することで、候補者にとっては長期的な勤務をイメージしやすくなるでしょう。 - 給与・手当など
→候補者にとって一番気になる要素の1つでしょう。福利厚生や手当などプラスアルファでアピールできるポイントもしっかり説明しましょう。
有望な候補者にはしっかりと動機付けを
ぜひとも採用したい有望な候補者には、入社後のイメージをしっかり持ってもらえるよう説明を尽くすことで動機付けしましょう。具体的には、社内の雰囲気、上司や同僚の人柄、通常期・繁忙期の仕事の忙しさなどの環境面、候補者の持つスキルや経験が仕事でどのように活用できそうかなどの実際の業務面の両方を伝えておくと候補者にとって入社後のイメージを膨らませやすいでしょう。
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